宮沢賢治|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
宮沢賢治の名言
もしそれ人とは人のからだのことであると
そういうならば誤りであるように
さりとて人は
からだと心であるというならば
これも誤りであるように
さりとて人は心であるというならば
また誤りであるように
そういうならば誤りであるように
さりとて人は
からだと心であるというならば
これも誤りであるように
さりとて人は心であるというならば
また誤りであるように
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
宇宙は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言つてゐるひまがあるか
新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言つてゐるひまがあるか
新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
ちひさな自分を劃(くぎ)ることのできない
この不可思議な大きな心象宙宇のなかで
もしも正しいねがひに燃えて
じぶんとひとと万象といつしよに
至上福祉にいたらうとするそれをある宗教情操とするならば
そのねがひから砕けまたは疲れ
じぶんとそれからたつたもひとつのたましひと完全そして永久にどこまでもいつしよに行かうとする
この変態を恋愛といふ
この不可思議な大きな心象宙宇のなかで
もしも正しいねがひに燃えて
じぶんとひとと万象といつしよに
至上福祉にいたらうとするそれをある宗教情操とするならば
そのねがひから砕けまたは疲れ
じぶんとそれからたつたもひとつのたましひと完全そして永久にどこまでもいつしよに行かうとする
この変態を恋愛といふ
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
雨にも負けず 風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫なからだをもち慾はなく 決して怒らずいつも静かに笑っている一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べあらゆることを自分を勘定に入れずによく見聞きし分かりそして忘れず野原の松の林の陰の小さな萱ぶきの小屋にいて東に病気の子供あれば行って看病してやり西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い南に死にそうな人あれば行ってこわがらなくてもいいといい北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい日照りの時は涙を流し寒さの夏はおろおろ歩きみんなにでくのぼーと呼ばれ褒められもせず苦にもされずそういうものにわたしは
なりたい
なりたい
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
あなたの方から見たらずいぶんさんたんたるけしきでせうがわたくしから見えるのはやっぱりきれいな青ぞらとすきとほった風ばかりです
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
みんながめいめい自分の神様がほんたうの神さまだといふだろう
けれどもお互いほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう
それから僕たちの心がいいとかわるいとか議論するだろう
そして勝負がつかないだろう
けれどもしおまへがほんたうの考とうその考とを分けてしまえば
その実験の方法さえきまれば
もう信仰も科学と同じやうになる
けれどもお互いほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう
それから僕たちの心がいいとかわるいとか議論するだろう
そして勝負がつかないだろう
けれどもしおまへがほんたうの考とうその考とを分けてしまえば
その実験の方法さえきまれば
もう信仰も科学と同じやうになる
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
もうけつしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云つたとこで
またさびしくなるのはきまつてゐる
けれどもここはこれでいいのだ
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
ひとはとうめいな軌道をすすむ
なんべんさびしくないと云つたとこで
またさびしくなるのはきまつてゐる
けれどもここはこれでいいのだ
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
ひとはとうめいな軌道をすすむ
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
もしおまへが
よくきいてくれ
ひとりのやさしい娘をおもふやうになるそのとき
おまへに無数の影と光の像があらはれる
おまへはそれを音にするのだ
みんなが町で暮らしたり
一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌ふのだ
よくきいてくれ
ひとりのやさしい娘をおもふやうになるそのとき
おまへに無数の影と光の像があらはれる
おまへはそれを音にするのだ
みんなが町で暮らしたり
一日あそんでゐるときに
おまへはひとりであの石原の草を刈る
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ
多くの侮辱や窮乏の
それらを噛んで歌ふのだ
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
永久の未完成これ完成である
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
諸君はこの時代に強ひられ率ゐられて
奴隷のやうに忍従することを欲するか
むしろ諸君よ
あらたな正しい時代をつくれ
宙宇は絶えずわれらに依って変化する
潮汐や風
あらゆる自然の力を用ゐ尽すことから一足進んで
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ
奴隷のやうに忍従することを欲するか
むしろ諸君よ
あらたな正しい時代をつくれ
宙宇は絶えずわれらに依って変化する
潮汐や風
あらゆる自然の力を用ゐ尽すことから一足進んで
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
さあ
切符をしっかり持っておいで
お前はもう夢の鉄道の中でなしに本当の世界の火やはげしい波の中を大股にまっすぐあるいて行かなければいけない
天の川のなかでたった一つのほんとうのその切符を決しておまえはなくしてはいけない
切符をしっかり持っておいで
お前はもう夢の鉄道の中でなしに本当の世界の火やはげしい波の中を大股にまっすぐあるいて行かなければいけない
天の川のなかでたった一つのほんとうのその切符を決しておまえはなくしてはいけない
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
・・けれどもこれら新生代沖積世の
巨大に明るい時間の集積のなかで
正しくうつされた筈のこれらのことばが
わづか一点にも等しい明暗のうちに(あるいは修羅の十億年)・・
巨大に明るい時間の集積のなかで
正しくうつされた筈のこれらのことばが
わづか一点にも等しい明暗のうちに(あるいは修羅の十億年)・・
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
一つずつの小さな現在が続いているだけである
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
きみのように
さ吹雪やわずかの仕事のひまで泣きながらからだに刻んでいく勉強がまもなくぐんぐん強い芽を噴いてどこまでのびるかわからない
それがこれからの新しい学問の始まりなんだ
さ吹雪やわずかの仕事のひまで泣きながらからだに刻んでいく勉強がまもなくぐんぐん強い芽を噴いてどこまでのびるかわからない
それがこれからの新しい学問の始まりなんだ
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈のひとつの青い証明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈のひとつの青い照明です
仮定された有機交流電燈のひとつの青い証明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈のひとつの青い照明です
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
だめでしょう
とまりませんながぶがぶ湧いているですからな
ゆうべからねむらず血も出つづけなもんですからそこらは青くしんしんとしてどうもまもなく死にそうです
けれどもなんといい風でしょう
とまりませんながぶがぶ湧いているですからな
ゆうべからねむらず血も出つづけなもんですからそこらは青くしんしんとしてどうもまもなく死にそうです
けれどもなんといい風でしょう
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
新たな時代は世界が一の意識になり生物と成る方向にある
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言
まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう
宮沢賢治(みやざわ けんじ-詩人|童話作家)の名言