升田幸三|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
升田幸三の名言



不可能だといわれるものに挑戦する性癖がある
全部が全部成功するわけではないけれど
それが新型になり
新手を生み
つまり将棋の進歩に繋がる
他の人は安全に先を考えるから先輩の模倣を選ぶ





2つから3つぐらいまでに将棋を覚えて
もういっぺんやり直してみたいと
今度は丈夫な体でね
名人を角落ちぐらいでね
からかってみるのも面白いと
こう思う




よく見るよろし



何はともあれ
一歩先に出た方が勝つ
もし一局ごとに新手を出す棋士があれば
彼は不敗の名人になれる
その差はたとえ1秒の何分の一でもいい
専門家というものは
日夜新しい手段を発見するまでに苦しまねばならぬ



ちょっと頭をなぜられてはポンとはずみ
指一本触れただけで転がる
はずみそうではずまず
転びそうで踏みとどまるものを持っていなければ男ではない


人間を磨くのは目的に挑戦する苦労だということは変わりません
いまの人も苦労はしてるが
それは物欲を満たす苦労で
自分独特
独創の苦労ではない
どんな世界でも同じだと思う
プロとアマの違いはアマは真似でも通用するが
プロの道は独創
またそうでなきゃ通用しない
だから苦しいが喜びも計り知れない

また局部
局部のことでも
その一手の差を慎重に
そして最善をつくす人が
「勝ち」
にゆくわけで
一手ぐらいなどといって
気楽にしとるやつが
結局は敗北につながる

