森鴎外|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
森鴎外の名言
実に敵という敵の中で山の神ほど恐ろしい敵はない
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
打ち明け過ぐるも悪(あ)しく
物隠すように見ゆるも悪しきなり
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
みんなが誉めるのは
おべっかである
六割が誉めて四割がけなすのが人材である
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
足ることを知ることこそが
幸福である
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
少壮時代に心の田地に卸(おろ)された種子は
容易に根を断つことの出来ないものである
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
人に言うべき事は
最後まできちんと言うがよい
全部は言いたくないことだったら
むしろ初めから黙っていよ
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
現在は過去と
未来との間に画した一線である
この線の上に生活がなくては
生活はどこにもないのである
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
己の感情は己の感情である
己の思想も己の思想である
天下に一人もそれを理解してくれる人がなくたって
己はそれに安んじなければならない
それに安じて恬然としていなくてはならない
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
女はどんな正直な女でも
その時心に持っている事を隠して外(ほか)の事を言うのを
男ほど苦にはしない
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
人の長を以て我が長を継がんと欲するなかれ
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
友の変じて敵となるものあり
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
一匹の人間が持っている丈(だけ)の精力を一事に傾注すると
実際不可能な事はなくなるかも知れない
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
富人(ふじん)が金を得れば
悪業が増長する
貧人(ひんじん)が金を得れば堕落の梯(はしご)を降って行く
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
人の光を藉りて我が光を増さんと欲するなかれ
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
世間の人は虎を
性欲の虎を放し飼いにして
どうかすると
その背に乗って逃亡の谷に落ちる
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
おれなんぞの顔は閲歴がだんだんに痕(こん)を刻み付けた顔で
親に産み付けてもらった顔とは違う
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
日の光を借りて照る
大いなる月であるよりも
自ら光を放つ小さな灯火でありなさい
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
苦難が大きすぎて
自分ひとりの力で支え切れない場合には
家族から身を隠して一人で泣きなさい
そして
苦悩を涙とともに洗い流したら
頭をあげて胸を張り
家族を激励するために家に戻りなさい
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
日の光を籍(か)りて照る大いなる月たらんよりは
自ら光を放つ小さき燈火(ともしび)たれ
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
私は学殖なきを憂うる
常識なきを憂えない
天下は常識に富める人の多きに堪えない
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
武士はいざという時には飽食はしない
しかしまた空腹で大切な事に取り掛かることもない
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
善とは
家畜の群れのような人間と去就を同じうする道にすぎない
それを破ろうとするのは悪だ
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言
一々のことばを秤(はかり)の皿に載せるような事をせずに
なんでも言いたい事を言うのは
われわれ青年の特権だね
森鴎外(もり おうがい-小説家|評論家|翻訳家|陸軍軍医|官僚)の名言