福澤諭吉|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
福澤諭吉の名言
賢人と愚人との別は
学ぶと学ばざるとによって出来るものなり
自分の悪かったことに気が付いて改めるというのは立派なことだ
行為する者にとって
行為せざる者は最も過酷な批判者である
私は軽蔑されて侮辱されても
その立腹を他に移して他人を辱めることはドウしてもできない
人生は芝居のごとし
上手な役者が乞食になることもあれば
大根役者が殿様になることもある
とかく
あまり人生を重く見ず
捨て身になって何事も一心になすべし
結婚は人生の重大事なれば
配偶の選択は最も慎重ならざるべからず
人は
生まれながらに
貴賤貧富の別なし
ただ
良く学ぶ者は
貴人となり
富人となり
そして
無学なる者は
貧人となり
下人となる
独立の気力なき者は必ず人に依頼す
人に依頼する者は必ず人を恐る
人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり
一度
学問に入らば
大いに学問すべし
農たらば大農となれ
商たらば大商となれ
社会共存の道は
人々自ら権利をまもり
幸福を求むると同時に
他人の権利
幸福を尊重し
いやしくもこれを侵すことなく
もって自他の独立自尊を傷つけざるにあり
家の美風その箇条は様々なる中にも
最も大切なるは家族団欒
相互にかくすことなき一事なり
浮世を棄つるは
即ち
浮世を活発に渡るの根本なると知るべし
親子だというても
親は親
子は子だ
その子の為に節を屈して子に奉公しなければならぬということはない
自由と我儘(わがまま)との界は
他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり
妊娠中に母を苦しめ
生れて後は三年父母の懐を免れず
その洪恩は如何と言えり
顔色容貌の活溌愉快なるは人の徳義の一箇条にして
人間交際において最も大切なるものなり
人間は
負けるとわかっていても
戦わねばならない時がある
だから
たとえ負けても勝っても
男子は男子なり
勝負をもって人物を評することなかれ