イマヌエル・カント|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
イマヌエル・カントの名言
教育は
人間に課すことのできる最も大きい
難しい問題である
われわれは
光のもとで暗闇を
幸福のもとで悲惨を
満足のもとで苦痛を思い起こすことはまれである
しかし
その逆はいつもである
内容のない思考は空虚であり
概念のない直観は盲目である
Thoughts without content are empty, intuitions without concepts are blind.
民主政治は専制政体と変わらない
なぜならば
民主政治とは全員がひとりの意志を無視し
時にはこれに逆らって議決し得る
という全員ならぬ全員が
議決し得る執行権を認めるからである
人間はすべて
文明が進めば進むほど俳優になっていく
つまり
人間は他人に対する尊敬と好意
典雅と無私の風を装うが
それにたぶらかされる人はいない
天才は生得の心の素質であり
これによって自然は芸術に規則を与える
哲学は学べない
学べるのは哲学することだけである
We cannot learn philosophy. We can only learn to philosophize.
人は人によりてのみ人となり得べし
人より教育の結果を取り除けば無とならん
笑いとは張り詰められていた予期が突如として無に変わることから起こる情緒である
人が財産を使うに際しては
慎重さとためらいとがある
それは善行ではないし
手腕も能力も必要とはしない
宗教とは
我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである
あらゆる事物は価値を持っているが
人間は尊厳を有している
人間は
決して目的のための手段にされてはならない
科学とは体系化された知識で
知恵とは整理された生活である
Science is organized knowledge. Wisdom is organized life.
汝の意志の規律が
いつの場合でも
一般に立法の原理として適用できるように行動せよ
苦悩は活動への拍車である
そして活動の中にのみ我々は我々の生命を感じる
酒は口を軽快にする
だが
酒はさらに心を打ち明けさせる
こうして酒はひとつの道徳的性質
つまり心の率直さを運ぶ物質である
暗黒のなかでは
我々の想像力は
明るい光におけるよりもたくましく働くのを常とする
われは孤独である
われは
自由である
われはわれみずからの王である
何度も繰り返し長い時間をかけて考えれば考えるほど
いつも新たな
いよいよ強い感嘆と畏敬とで心をみたすものが二つある
私の上なる星空と私の内なる道徳法則とである
1.私は何をすることができるか
2.私は何を為すべきであるか
3.私は何を希望してよいか
4.人間とは何であるか
第一の問いに答えるのは形而上学であり
第二の問いには道徳
第三の問いには宗教
第四の問いには人間論が答える
結局これらすべては人間論に含ませてよいであろう
徳にとってまず要求されることは
自己自身を支配することである
我々は動物の扱い方によって
その人の心を判断することができる
We can judge the heart of a man by his treatment of animals.
すべての知識は経験に基づく
There can be no doubt that all our knowledge begins with experience.
崇高なものは我々を感動させ
美しいものは我々を魅了する
森は
夜崇高であり
昼美しい
最も平安な
そして純粋な喜びの一つは
労働をした後の休息である
法律においては
他人の権利を侵害する時には罰せられる
道徳においては
侵害しようと考えるだけで罪である
善行は
これを他人に施すものではない
これをもって自分自身の義務を済ますのである
真面目に恋をする男は
恋人の前では困惑したり拙劣であり
愛嬌もろくにないものである
互いに
自由を妨げない範囲において
我が
自由を拡張すること
これが
自由の法則である
真の人間性に最もよく調和する愉しみは
よき仲間との愉しい食事である