中村天風|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
中村天風の名言
欲は全ての進化と向上の源泉である
欲を押さえつける必要など少しもない
求めれば求めるほど愉快になり
楽しくなるのが本当の欲である
しかも
人の喜びが自分の楽しみとなるものが最も尊い
この尊い欲の炎をもっともっと燃やすことである
船に乗っても
もう波が出やしないか
嵐になりゃしないか
それとも
この船が沈没しやしないかと
船のことばかり考えていたら
船旅の愉快さは何もなかろうじゃないか
人生もまたしかりだよ
凡人は敵対し
優れし人は和合する
ケンカすることより
仲良くすることをまず考えなきゃだめですよ
誰がなんといおうが
本人が
「有り難い
幸福だ」
と思っていたら
不幸はありえない
だから
幸福は
心が生み出すきわめて主観的なものなのだ
人生は生かされてるんじゃない
生きる人生でなきゃいけない
土台を考えないでいて
家の構造ばかり考えたって
その家は住むに耐えられない家になっちまうでしょう
人生もまたしかりであります
喜びのないところには
本当の生きがいのある人生というものがない
模倣も極致に到着すると
真実と同様になる
この真理に則って
善いという事は極力
模倣に専念すべきである
大きな期待を胸に
自分の将来をプライドを持って築かんとする若人の中に
自分自身の人生を自分自身が活かさないで
相変わらず古くさい気持ちで
神だ仏だといって頼るようなことがあっちゃいけないんですぜ
常に善良な言葉
人を
勇気づける言葉
人に喜びを与える言葉っていうような
言葉のみを使っている人
そういう人は心がけなくても
人に
幸福を分けている人だよ
ぼやぼやしてちゃいけないよ
人がつくった衛星が宇宙を飛んでる時代に
縁起がどうのこうの
日の良し悪しや占いが迷信がなんて
みんな自分自身に
消極的な暗示をかけているんですよ
絶対に消極的な言葉は使わないこと
否定的な言葉は口から出さないこと
悲観的な言葉なんか
断然もう自分の言葉の中にはないんだと考えるぐらいな厳格さを
持っていなければだめなんですよ
終始一貫
笑顔でとおすようにしてごらん
不運な人
体の弱い人は
ひとしお
笑いに
努力するんだ
笑うにつれて
人生の
幸福と幸運がどんどん開けてくるから
自分が心配
怖れたりしている時
「いや
これは俺の心の本当の思い方
考え方じゃない」
と気付きなさい
偉くなる人とそうならない人と
差が出てくるかっていうと
同じ話を聴いても
聴き方
受け取り方が全然違うからなんです
受け取ったことを自分の人生に
どう応用していくかということだけの差なんです
私が事業家にいいたいのは
ここだ
宇宙の心理に背いた
自分本位の欲望でもってしようとしたことは
そう滅多に
成功するものではない
事業に
成功するのは
自分が欲望から離れて何かを考えたときに
また
その考えたことを実行するときに
成功するのだ
同じ事業家でも
欲の固まりでやる者と
「この仕事で
世の中の人のために
本当に役立つものを提供しよう」
という気持ちでやるのでは
その結果が全然違うのである
欲望を無くそうとする欲こそ
もっとも大きい欲だということに何故気づかんのか
「俺は運が悪いなあ」
と思わないで
「ああ
何か俺の心構えなり
方法なりに大きな間違いがあったのを
こういう結果になって
天が教えてくれているんだなあ」
と考えなさい
明日に死を迎えるとしても
今日から
幸福になって遅くないのです
一切の人生の果実は
その人が蒔いた種子のとおり表現してくる
人生というものは
そこに進歩と向上があってこそ生きがいを感じ
勉強もし
努力もするんだぜ
運命だって
心の力が勝れば
運命は心の支配下になるんです
筆を洗ったまっ黒なコップの水も
水道の蛇口のところに置いて
ポタリポタリと水を落とせば
一晩のうちにきれいになってしまう
鉛は鉛
金は金
鉛に金メッキして
俺は金だというような顔をしなさんな
憎い人があろうはずがない
あなた方が何か憎らしいことを考えているだけだ
良い運命の主人公になりたかったら
心の中に感謝と歓喜の感情を持つことだ
感謝と歓喜に満ちた言葉と好意は
人生の花園に善き
幸福という実を結ぶ
やれ運命がつまらないの
人生がつまらないのって人は
その考え方がつまらないんです
いいですか
幸福も健康も
成功も
ほかにあるんじゃないですぜ
あなた方自身のなかにあるんだぜ
もし
知識だけを磨いて人間が幸せになれるなら
学問を一生懸命勉強した人はみんな
幸福になれそうなもんじゃないですか
そして
学問を勉強しない人はみんな
不幸であるべきはずだが
そうじゃないでしょう
自分の
成功や
幸福のことよりも
他人の
成功や
幸福を願い
かつそれに向けてまい進していけば
いつの間にか
自分も
成功と
幸福を掌中におさめることが出来るのです
人としてこの世に生まれて一番大切なことは
人に好かれる人間になることだよ
人間が人間として生きていくのに一番大切なのは
頭の良し悪しではなく
心の良し悪しだ
自分の気に入ったものだけかわいがって
気にいらないものはかわいがらない
そういうのは本当の
愛情じゃないんだぜ
太陽のように
あれこれと選ばないで
普遍的な気持ちで愛さなければだめなんだよ
あなた方が現在
何か人生に苦労を感ずるものを持っているとしたら
それをただ苦しい
情けないと思うよりも
仔細にそれを検討なさい
心を己の生命が生きるための道具として使わないで
反対に心に使われているがための結果なんですよ
どんな心配でも
苦労したり
悩んだり
人を憎んだり
恐れたり
悲しんでるとき
気持ちいいですか
あんな嫌な気持ちはなかろう
その嫌な気持ちをなぜ心にさせるんだ
喜ばせてやれ
人が人の世のためを
本位として生きる時
その心の中に
卑しい不平不満の火は燃えない
どんな場合にも
「こまった」
「弱った」
「情けない」
「腹がたつ」
「助けてくれ」
なんていう消極的な言葉を
絶対に口にしないことです
信念
それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである
従って信念なき人生は
ちょうど長途の航海の出来ないボロ船のようなものである
生きてる現実
恋をする
飯を食う
クソをたれる
ひっかけば血が出る
もう
自分の人生は現実でしか解決がつかないんです
他人の喜ぶような言葉や行いを
自分の人生の楽しみとする
という尊い気分になって生きてごらん
今日から
百歩譲って
いくら磨いても玉にならないとしてもだよ
磨かない玉よりはよくなるぜ
ここいらが非常に味のあるところじゃないか
どんな目にあっても
どんな苦しい目
どんな思いがけない大事にあっても
日常と少しも違わない
平然としてこれに対処する
これが私の言う積極的
精神なんであります
いいかい
他人に好かれようと思ったら
何よりも自分があまり好き嫌いのないようにすることです
怒る者よりも怒られる者のほうが気は楽だって
反対に言えば
怒られる者よりも
怒る者のほうが苦しいんですよ
生きていることを楽しもう
そうすりゃ
治る病なら
黙っていてもすぐ治る
治らない病は
どう思ったって治らないんだから
そのときはしょうがねえじゃないか
力を入れることに重点を置かずに
力を働かすことに重点を置く
お前の頭の中に
何が描かれているか当ててみようか?それはお前が失敗して
しょんぼりしている哀れな姿だろう
そんな絵は消してしまいな!おまえが
堂々と相手を説得して
「大
成功」
というシーンを描くのだよ
そうすれば仕事もきっとうまくいく
外と中と両方から見ろ
それを学問的にいうならば
科学的に考えると同時に
哲学的に考えろと
哲学的に考えると
科学的な考え方がおろそかになるし
科学的に考えると
哲学的な考え方がおろそかになる
数ある同僚の中からぬきんでて偉くなる人は
結局
偉くなるべき資格をもっているんです
その資格とは
「誰にも言われなくても
日々毎日
実際に
努力している」
ことなんです
たとえ身に病があっても
心まで病ますまい
たとえ運命に非なるものがあっても
心まで悩ますまい
自分自身を自分自身が磨かない限り
自分というものは本当にえらくならない
なにか悲しいこと
辛いこと
そのほか消極的な出来事があったら
努めて
「笑う」
ようにしてごらん
どうだい
これならあなた方でもできるだろう?
言葉には人生を左右する力があるんです
この自覚こそが人生を勝利にみちびく
最良の武器なんですよ
意志の力の強いっていうのと
強情っぱりと同じにしてちゃあだめだ
強情っぱりっていうのと
意志の力はぜんぜん違うんだよ
乱暴と
勇気が違うのと同じようにね
境遇や環境が
自分を偉くしたり
幸福にしたりすることはない
感謝するに値するものがないのではない
感謝するに値するものを
気がつかないでいるのだ
どんな些細なことでも感謝を先にして喜びで迎えたなら
黄金花咲く爛漫たる喜びの世界になる
一度だけの人生だ
だから今この時だけを考えろ
過去は及ばず
未来は知れず
死んでからのことは宗教にまかせろ
欲しいっていうものが自分のものにならなかったら
現在自分が持っているものを嬉しい
と思うように考え方を変えればいいんです
人生あまり難しく考えなさんな
暗かったら窓を開けろ
光がさしてくる
持たなくてもいい重い荷物を
誰に頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか
酸いも甘いも噛み分けている年配者のほうが悟りが遅い
余計なこだわりが多くあるためである
二度と生まれることのできない人生の刹那刹那は
自分というものがいつも完全な主人公でなければならない
どんな名医や名薬といえども
楽しい
おもしろい
うれしいというものに勝る効果は絶対にない
とにかく自己向上という意欲を
自分の心に燃やさないで
そういう希望や
理想を持たないで生きてる人は
いいかい
自分自身の人生存在を
極めて軽く見ている人だぜ