松下幸之助|世界の名言集~素晴らしき人が残した名言
松下幸之助の名言
失敗すればやり直せばいい
やり直してダメなら
もう一度工夫し
もう一度やり直せばいい
社会生活は日々これ戦い
日々これ苦難
その時に心が動揺するかしないかは
信念の有無で決まる
素直な心とは
何物にもとらわれることなく物事の
真実を見る心
だから素直な心になれば
物事の実相に従って
何が正しいか
何をなすべきかということを
正しく把握できるようになる
つまり素直な心は
人を強く正しく聡明にしてくれるのである
世間には大志を抱きながら大志に溺れて
何一つできない人がいる
言うことは立派だが
実行が伴わない
世の失敗者には
とかくこういう人が多い
何としても二階に上がりたい
どうしても二階に上がろう
この熱意がハシゴを思いつかせ
階段を作りあげる
上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは
ハシゴは生まれない
何事もゆきづまれば
まず
自分のものの見方を変えることである
案外
人は無意識の中にも一つの見方に執して
他の見方のあることを忘れがちである
無限に発展する道はいくらでもある
要はその道を探し出す
努力である
失敗することを恐れるよりも
真剣でないことを恐れたい
アイデアを生むと言っても
口先だけでは生まれない
これもやはり熱心であること
寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから
思いもかけぬ
よき知恵が授かる
他人はすべて自分よりもアカンと思うよりも
他人は自分よりエライのだ
自分にないものをもっているのだ
と思うほうが結局はトクである
人がこの世に生きていく限り
やはり何かの理想を持ちたい
希望を持ちたい
それも出来るだけ大きく
出来るだけ高く
悩みはあって当たり前
それは生きている証であり
常に反省している証拠でもある
自分は自分である
何億の人間がいても自分は自分である
そこに自分の自信があり
誇りがある
悪い時が過ぎれば
よい時は必ず来る
おしなべて
事を成す人は
必ず時の来るのを待つ
あせらずあわてず
静かに時の来るを待つ
時を待つ心は
春を待つ桜の姿といえよう
だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい
静かに春を待つ桜は
一瞬の休みもなく力を蓄えている
たくわえられた力がなければ
時が来ても事は成就しないであろう
私は小さい頃貧しかったので
最初は腹一杯食べたい夢でした
丁稚奉公にいってからは
貯金して早く店を持ちたいと思いました
商売をはじめても
大きな会社など望みませんでした
一段上の夢を着実にこなしていっただけです
経営者にとって大事なことは
何と言っても人柄やな
結局これに尽きるといってもかまわんほどや
まず
暖かい心というか
思いやりの心を持っておるかどうかということやね
世の為
人の為になり
ひいては自分の為になるということをやったら
必ず成就します
よく人の意見を聞く
これは経営者の第一条件です
私は学問のある他人が全部
私より良く見え
どんな話でも素直に耳を傾け
自分自身に吸収しようと努めました
百人までは命令で動くかもしれないが
千人になれば頼みます
一万人にもなれば
拝まなければ人は動かない
苦しかったらやめればいい
無理をしてはならない
無理をしないといけないのはレベルが低い証拠
真剣に生きる人ほど無理はしない
無理をしないというのは消極的な意味ではない
願いはするが無理はしない
努力はしても天命に従う
これが疲れないこつである
とにかく
考えてみることである
工夫してみることである
そして
やってみることである
失敗すればやり直せばいい
普通の
努力では
チャンスを
チャンスと見極められない
熱心の上に熱心であることが見極める眼を開く
人には燃えることが重要だ
燃えるためには薪が必要である
薪は悩みである
悩みが人を成長させる
なすべきことをなす
勇気と
人の声に私心なく耳を傾ける謙虚さがあれば
知恵はこんこんと湧き出てくるものです
美と醜は表裏一体
美の面に囚われ
反面の醜を責めるに急なのは
真実を知らぬ姿である
誰でもそうやけど
反省する人は
きっと
成功するな
本当に正しく反省する
そうすると次に何をすべきか
何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな
それで成長していくわけや
人間として
人の言に耳を傾けない態度は
自ら求めて心を貧困にするようなものである
恵まれた生活も結構だし
恵まれない暮らしも結構
何事も結構という気持が大切だと思います
石の上にも三年という
しかし
三年を一年で習得する
努力を怠ってはならない
すべての人を自分より偉いと思って仕事をすれば
必ずうまくいくし
とてつもなく大きな仕事ができるものだ
部下に大いに働いてもらうコツの一つは
部下が働こうとするのを
邪魔しないようにするということだ
青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ
勇気にみちて
日に新たな活動を続けるかぎり
青春は永遠にその人のものである
いくつになってもわからないものが人生というものである
わからない人生を
わかったようなつもりで歩むほど危険なことはない
私は
失敗するかもしれないけれども
やってみようというような事は決してしません
絶対に
成功するのだということを
確信してやるのです
何が何でもやるのだ
という意気込みでやるのです
対立大いに結構
正反対大いに結構
これも一つの自然の理ではないか
対立あればこその深みである
妙味である
だから
排することに心を労するよりも
これをいかに受け入れ
これといかに調和するかに
心を労したい
企業は存在することが社会にとって有益なのかどうかを世間大衆から問われていますが
それに答えるものが経営理念です
つまり
経営者は他から問われると問われざるとにかかわらず
この会社は何のために存在しているのかそしてこの会社をどういう方向に進め
どのような姿にしていくのかという企業のあり方について
みずからに問い
みずから答えるものを持たなくてはならない
言い換えれば
確固たる経営理念を持たなくてはならないということです
人の心は日に日に変わっていく
そして
人の境遇もまた
昨日と今日は同じではないのである
ぼくが奉公している時分に一人前になるためには
小便が赤くなるくらいにならないとあかんのやそういうことを二
三べん経てこないことには
一人前の商売人になれんぞということを
親方から聞いた
どういうことかというと
商売で
心配で心配でたまらん
もう明日にでも自殺しようかという所まで追い込まれたら
小便が赤くなるという
そういうようなことをしてきて初めて一人前の商売人になる
だから尋ねるんやが
あなた
儲からん儲からん言うけど
小便赤くなったことあるか?
人を使うには
ほめて使う
叱って使う
批判して使うなどいろいろあるが
ほめて使う人が概して
成功している
誠意や真心から出たことばや行動は
それ自体が尊く
相手の心を打つものです
「自分の行う販売がなければ
社会は運転しない」
という自信をもつことであり
「それだけの大きな責任を感ぜよ」
ということがしっかりした商売ができるかどうかの基本になりますな
人は何度やりそこなっても
「もういっぺん」
の
勇気を失わなければ
かならずものになる
どんな賢人でも
その人ひとりの知恵には限りがあって
だから自分の知恵
才覚だけで事を運べば
考えがかたくなになる
視野が狭くなる
思ったことが全部実現できたら危ない
3回に1回くらいがちょうどいい
感謝の心が高まれば高まるほど
それに正比例して
幸福感が高まっていく
人間の知恵というものは
しぼればいくらでも出てくるものである
もうこれでおしまい
もうこれでお手上げなどというものはない
失敗の多くは
成功するまでにあきらめてしまうところに
原因があるように思われる
最後の最後まで
あきらめてはいけないのである
人間というものは
気分が大事です
気分がくさっていると
立派な知恵才覚を持っている人でも
それを十分に生かせません
しかし気分が非常にいいと
今まで気づかなかったことも考えつき
だんだん活動が増してきます
知識なり才能なりは必ずしも最高でなくてもいい
しかし熱意だけは最高でなくてはならない
人生には損得を超越した一面
自分がこれと決めたものには命を賭けてでも
それに邁進するという一面があってもよいのではないだろうか
自分には自分に与えられた道がある
天与の尊い道がある
どんな道かは知らないが
他の人には歩めない
自分だけしか歩めない
二度と歩めぬかけがえのないこの道
広いときもある
狭いときもある
のぼりもあれば
くだりもある
坦々としたときもあれば
かきわけかきわけ汗するときもある
この道が果たしてよいのか悪いのか
思案にあまるときもあろう
なぐさめを求めたくなるときもあろう
しかし
所詮はこの道しかないのではないか
あきらめろと言うのではない
いま立っているこの道
いま歩んでいるこの道
とにかくこの道を休まず歩むことである
自分だけしか歩めない大事な道ではないか
自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか
他人の道に心を奪われ
思案にくれて立ちすくんでいても
道は少しもひらけない
道をひらくためには
まず歩まねばならぬ
心を定め
懸命に歩まねばならぬ
それがたとえ遠い道のように
思えても
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる
深い喜びも生まれてくる
叱るときには
本気で叱らんと部下は可哀想やで
策でもって叱ってはあかんよ
けど
いつでも
人間は偉大な存在であるという考えを根底に持っておらんとね
自分が利を得るために
不必要に自分の膝を屈することは決してすまい
なぜなら
そうして得られた応援や協力は
また目に見えないしがらみを生み
道を暗くするからである
現在与えられた今の仕事に打ち込めないような心構えではどこの職場に変わっても決していい仕事はできない
競争も必要
対立することもあっていい
だが敵をも愛する豊かな心を持ちたい
無理に売るな
客の好むものも売るな
客のためになるものを売れ
礼儀作法は人間関係を滑らかにする
社会生活の潤滑油である
小利口に儲けることを考えたらあきません
世の中にぼろいことはないから
結局流した汗水の量に比例して
成功するわけですわ
汗もかかずして
成功するということもたまにはありますけど
それはきわめて僥倖な人で
普通はない
むずかしいことはできても
平凡なことはできないというのは
ほんとうの仕事をする姿ではない
人間は本来働きたいもの
働くことをじゃましないことが
一番うまい人の使い方である
売る前のお世辞より売った後の奉仕
これこそ永久の客を作る
自分の仕事は
人の助けなくして
一日も進み得ないのである
師をそのまま模倣するだけでは師以上にはなれないけれど
その考えをよく吸収消化して自ら励んでいけば
師以上の人物になれるかもしれませんね
才能なきことを憂うる必要はないが
熱意なきことをおそれなくてはならない
逆境もよし
順境もよし
要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである
昨日の考えは
今日は一新されていなければならないし
今日のやり方は
明日にはもう一変していなければならない
悩んでも悩まない
そういうように感じることができれば
人生は決して心配することはない
たとえ平凡で小さなことでも
それを自分なりに深く噛みしめ味わえば大きな体験に匹敵します
苦難がくればそれもよし
順調ならばさらによし
という心づもりを常に持ち人一倍の働きを積み重ねてゆくことが大切だと思う
せっかくの99パーセントの貴重な成果も
残りの1パーセントの止(どど)めがしっかりと刺されていなかったら
それは初めからなきに等しい
自らも楽しみ人々にも喜びを与える
大切な人生をこうした心構えで送りたい
熱心は
人間に与えられた大事な宝である
そして
この宝は
誰にでも与えられているのである
「それは私の責任です」
ということが言い切れてこそ
責任者たりうる
失敗の原因を素直に認識し
「これは非常にいい体験だった
尊い教訓になった」
というところまで心を開く人は
後日進歩し成長する人だと思います
自分の金
自分の仕事
自分の財産
自分のものと言えば自分のものだけれど
これもやっぱり世の中から授かったもの
世の中からの預かり物である
商売であがった利益は
法律上は個人のものであるけれど
しかし実質的には社会の共有財産である
したがってその一部は自分の良識で使うことが許されるけれども
大部分は社会から預かった金である
財産があることは
それでさらに事業をしなければならん
人類の生命は無限
だからその
未来は無限
だから
まだまだお互いに進歩しなければならないのである
私のこれまでの人生というものは
さまざまなことを教えてくれた多くの人々の
「一言」
によって支えられ
成り立っていると言っても過言ではありません
視野の狭い人は
我が身を処する道を誤るだけでなく
人にも迷惑をかける
山は西からも東からでも登れる
自分が方向を変えれば
新しい道はいくらでも開ける
万策尽きたと思うな
自ら断崖絶壁の淵にたて
その時はじめて新たなる風は必ず吹く
半分は先輩から教えてもらう
半分は部下から教えてもらう
人は
あるところでは卑劣に行動しながら
別のところで高徳に振る舞うことは
できないのである
その些細な心の緩みやごまかしが
全体を蝕んでいくのである
人は騙せても自分自身は騙せない
いくら熱心でもムダなことやったらいけませんで
それがムダかどうかは
あなた自身で考えなさい
これはムダなことかどうか
一つひとつ検討しなさい
必ずムダなことをやっているに違いない
楽観よし悲観よし
悲観の中にも道があり
楽観の中にも道がある
「ありがとう」
と言う方は何気なくても
言われる方はうれしい
「ありがとう」
これをもっと素直に言い合おう
一方はこれで十分だと考えるが
もう一方はまだ足りないかもしれないと考える
そうしたいわば紙一枚の差が
大きな成果の違いを生む
男は男
女は女
牛はモーで馬はヒヒン
繁栄の原理はきわめて素直である
どんなにいいことを説いても
そのなすところがそれに反していたのでは
十分な説得力は持ち得ない
迷う
ということは
一種の欲望からきているように思う
ああもなりたい
こうもなりたい
こういうふうに出世したい
という欲望から迷いがでてくる
それを捨て去れば問題はなくなる
商売や生産はその商店や製作所を繁栄させることにあらず
その働き
活動によって社会を富ましめるところにその目的がある
私が今日の大を成したのは
それはあらかた運ですね
一日一日を
努力して生きてきただけのことです
強いて言えば
積み重ねがすべてです
人間万事
世の中すべては天の摂理で決まるのが90%
人間が成し得るのはたかだか10%ぐらいだと思っています
人生における
成功の姿は
予知できない障害を乗り越え
自分に与えられた道を着実に歩んでいくことにあらわれる
人と比較をして劣っているといっても
決して恥ずることではない
けれども
去年の自分と今年の自分とを比較して
もしも今年が劣っているとしたら
それこそ恥ずべきことである
仕事が伸びるか伸びないかは
世の中が決めてくれる
世の中の求めのままに
自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい
「天は二物を与えず」
と言うが
逆に
「なるほど
天は二物を与えないが
しかし一物は与えてくれる」
ということが言えると思う
その与えられた一つのものを
大事にして育て上げることである
志を立てるのに
老いも若きもない
そして志あるところ
老いも若きも道は必ず開けるのである
どんなに悔いても過去は変わらない
どれほど心配したところで
未来もどうなるものでもない
いま
現在に最善を尽くすことである
十のサービスを受けたら十一を返す
その余分の一のプラスがなければ
社会は繁栄していかない
謙虚さを失った確信は
これはもう確信とはいえず
慢心になってしまいます
部下の失敗はただ叱れば良いというものではない
失敗を自覚している時には慰めも又必要です
心くばりの行き届いた仕事は一朝一夕には生み出せない
やはり日ごろの訓練や躾がものをいう
時には常識や知識から開放され
思いつきというものを大切にしてみてはどうだろうか